この記事では2023年から2024年に参加した国内の講習会の様子をまとめています。タイ古式マッサージと言っても色んな施術ややり方があり、先生によっても違います。技もキャラクターも個性豊かな方が多いので、そこも含めて楽しんでいただけると幸いです。
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2023年
近年、タイマッサージの世界大会や日本大会が行われるようになり、日本のタイマッサージ業界も多いに盛り上がっています。そのような流れから2023年に「岡山タイマッサージ交流会」という会が結成され、外部から先生を招いてワークショップを開催していただけるようになりました。
TAKECO 先生

【受賞歴】
- 20223年タイマッサージ日本大会For Health 部門準優勝
- 2022年タイマッサージ世界大会ファイナリストなど
前日に行われた第一回目の「タイマッサージアワード2023」でベストセラピスト賞も受賞されたTAKECOさん。ふっくらとしていて温かいという理想的な手をお持ちの先生で、手と同様、お人柄も笑顔が似合う温かみのある方でした。この日は東京からはるばる岡山まで来てくださいました。
この日の内容は、初めての方でも大丈夫な初心者講座。最初の頃に習う手技は基本であり一番大事な部分だったりするんですが、やっている内に忘れがちになってしまうので、第一回目の講座にふさわしい内容だと思いました。

一見、簡単そうに見える技でもやり方を説明しろと言われれば難しいものです。TAKECOさんはひとつひとつの技に対して何をしているのか、どこにアプローチしているのかを意識できているからこそ、説明が明瞭で丁寧な施術ができるのだろうと思いました。

一方わたしはというと、同じテキストで習って何度も練習してきたはずなのに、いざやるとなると体がうまく動きません。初級編こそ自分の足元を固めるために必要と思い参加しましたが、忘れていた部分ややらず嫌いになっていた技など改善点もたくさん見つかり、初回は実り多きスタートとなりました。

林 泰之 先生

【受賞歴】
- 2022年タイマッサージ日本大会Nuad Thai Health 部門優勝
- 2023年WORLD WORKSHOP in スイス インストラクターとして出場
- 2023年タイマッサージアワード2023審査委員長
- 2023年タイマッサージ日本大会、世界大会 大会運営委員など
大会やイベントを通して業界全体で日本のタイマッサージを盛り上げていこう、セラピストのレベルを底上げしていこうという思いで全国各地を回られている林先生(通称やん先生)。この日も東京から岡山まで来てくださいました。
キラキラした瞳と爽やかな笑顔が印象的なやん先生。午前は大会の写真を見せていただいたりそれについてのお話があり、日本のタイマッサージはとても盛り上がっていること、日本人セラピストの技術は世界的に見てもレベルが高いということを仰っていました。
そして、この日はなんとご自身が運営されているリラリラアカデミーのテキストを丸々一冊用意してくださいました。初めに全員の自己紹介とどういう技を学びたいかのディスカッションを行い、それを元にテキストの中から選ぶというスタイルの講習会でした。わたしは苦手な横向き施術と持ち技の少ない座位を希望しました。

途中、悪戦苦闘しながらも「この技ってこんなに簡単だったんだ!」「ひと工夫でこんなに違うんだ」という発見があり、終始ワクワクしっぱなしであっという間の一日でした。


2024年
この年にお会いした先生も大きな大会への出場経験があったため、そういった話題が多く上がりました。昨年来てくださったやん先生、TAKECOさんもそうですが、どの先生も共通して美しい施術をされる方で、姿勢などに対しての意識の重要性が身にしみて分かった年でした。
◎2024年は犬島合宿にも参加しています↓

栗原 哲哉 先生

【受賞歴】
- 2022年タイマッサージ世界大会準優勝
- 2022年タイマッサージスイス大会優勝など
- その他、世界大会など様々な大会で審査員を務めていらっしゃいます。
「奈良から出ない」で有名な栗原先生。県外への講習はそれまでなく、なんと今回が初めてなのだとか。吉永先生と一緒に5時間以上かけて来てくださいました。栗原先生が岡山に!?と驚かれた方も多く、それもあってか初めてお会いした時は仙人のような印象を受けました。

そんな栗原先生が教えてくださったのは奥の深い「タイマッサージ道」。独自のスタイルと考え方でタイマッサージの魅力を伝えてくださいました。厳しい方なのかと思っていたのですが、時々おちゃめな部分が垣間見えて安心したのを覚えています。
この日は技術だけでなく、呼吸やポジションなど全ての技の土台となる部分を教えてくださいました。呼吸、姿勢やポジション、リズム、それらの意識。ここでも大事になってくるのは基本です。普段から意識していないと身につかないので、違う先生から同じ事を言われるとその重要性がよく理解できます。
知らない技も教えていただき、練習を重ねて今も大事に使っています。


懇親会

先生の都合にもよりますが、前回のやん先生の時から講習会後に懇親会が開かれるようになりました。先生や他のセラピストさんと仲良くなるだけではなく情報交換の場としても重要なので、こういう企画はなるべく参加するようにしています。講習会で聞けなかったことや新たに湧いてきた疑問、先生の経験談や考え方など直接質問できるチャンスです。
この時の栗原先生の「みんな同じ道をたどる。いずれ大会に出るなら早いほうがいい。」という言葉に後押しされ、わたしはこの年タイマッサージアワードへの出場を決めました。
◎アワードについてはこちら↓

最後に
恥ずかしながら、わたしは今までタイマッサージで有名な先生をあまり存じ上げませんでした。そんなわたしにとってこのような機会は色々なキッカケとなりました。
講習会で遠方の先生や県内外のセラピストと知り合うことができ、大会の事も知り、多くの刺激を受け世界が広がりました。今は定期的に練習会も開かれるようになり、タイマッサージ仲間ともつながることができ、知らない施術や知識に触れ、日々学びを深めていっています。
同業者との交流や情報交換の場はとても大切なものです。もし今後セラピスト同士の繋がりが薄い環境に移ったら、今度は自分が地域のセラピストを盛り上げるキッカケを作れたらいいなと思います。そうしてもっと日本のタイマッサージが身近なものになることを願っています。
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この記事を書いた人

【プロフィール】
切明 紗和子/岡山市在住のタイ古式セラピスト
20歳の時の天啓を頼りにリラクゼーション業界に入り十数年。「自分の手で直接できる」「人に温かいものを伝えられる」そんな条件の仕事を探し、エステでも整体でも治療でもないリラクゼーションにたどり着く。最初は苦手だったタイマッサージにご縁を感じるようになり、技術を磨いて苦手を克服し、今では国内の講習やタイでの研修が趣味になるほど大好きに。「頑張っている人が良い状態で本来の力を発揮できるようにサポートしたい」そんな思いで日々、目の前のお客様に向き合っている。毎朝のお祈りは欠かさない。
- 2018年 Chiangmai Classic Art Thai Massage School タイマッサージLevel1、2
- 2018年 Chiangmai Classic Art Thai Massage Schoolトークセンインストラクター
- 2018年 Chiangmai Classic Art Thai Massage School ルーシーダットンインストラクター
- 2021年 International Training Massage School タイマッサージLevel1
- 2022年 バザルト®ストーン ボディセラピスト
- 2022年 バザルト®ストーン フェイシャルセラピスト
- 2022年 バザルト®ストーン ブライダルセラピスト
- 2024年 Chiangmai Classic Art Thai Massage School ジャップセンマッサージ
- 2024年 Ong’s Thai Massage School トークセン
- 2024年 Ong’s Thai Massage School フェイシャルトークセン
- 2024年 Ong’s Thai Massage School パカマーマッサージ









