この記事を読むとタイ古式マッサージの目的や歴史が分かります。タイ古式マッサージに興味のある方は参考にしてみてください!
タイ古式マッサージの効果について
- 全身のむくみや滞りを解消して、スッキリ感や軽さを感じられます。
- 定期的に受ける事で身体が楽な状態が続き、快適に過ごせるようになります。
- 半民半覚の状態で深い瞑想状態を体験できます。
- 可動域を広げ、柔軟で若々しい身体作りをサポートします。
タイ本国の治療を目的としたタイマッサージでは高血圧、冷え性、便秘、糖尿病など約60種類の症状に効果が期待できると公式に認められています。
どんな人にオススメ?
- ストレッチがお好きな方
- コリが強くガチガチの方
- ゆったりとした施術を受けたい方(90分以上がオススメです)
- 寝つきが悪い方
- 運動不足が気になる方
- もみほぐしだけでは物足りない方
- 珍しいものや変わった施術に興味のある方
当店では健康意識の高い方、ゆっくりリラックスしたい方、マッサージがお好きな男性などがタイ古式マッサージを選ばれます。待ち時間や仕事の合間に利用される方も多いです。また、オイルトリートメントに比べて着替えが楽なのも選ばれやすい理由です。
【タイ古式マッサージ】
- 60分 6050円
- 90分 8250円
- 120分 11000円(一番人気!)
ご予約はこちらから↓↓
タイ古式マッサージとは
タイ古式マッサージは、仏陀の主治医でインド人医師のシワカ・コマラパ師が創始者といわれており、その歴史は2500年以上にも上ります。
「二人でするヨガ」「怠け者のヨガ」「世界一気持ちいいマッサージ」などと表現されるように、ヨガのようなストレッチや整体、指圧、筋膜リリースなど様々な要素を含んでいます。
創始者であるシワカ・コマラパ師がインド人医師だった為、その理論は世界最古の医学といわれるアーユルヴェーダとも近いものがあります。
四大元素理論
タイ古式マッサージはタイの伝統医学を基にしており、その理論の一つに四大元素(タート)理論というものがあります。四大元素とは、わたし達の身体を含め、すべてを構成している要素である「土」「水」「火」「風」の四つの元素の事を言います。
土のタートは20種類、水のタートは12種類、風のタートは6種類、火のタートは4種類あるとされ、人間でいうと「土」は骨や筋肉、「水」は血液やリンパ液、「風」はエネルギーや呼吸など体内での動き、「火」は体温や消化のエネルギーにあたります。
この四大元素のバランスが崩れると体調を崩すとされており、タイ古式マッサージはこのバランスを保つ為に行います。
セン理論
タイ古式マッサージと共に「SEN」(セン)というワードを耳にした事はないでしょうか?これは身体の中を流れるエネルギーの通り道であり、血管やリンパ管のように全身を巡っています。イメージとしては経絡も近いです。このセンの中にはプラーナというエネルギーが流れており、プラーナの役割は四大元素のバランスを保つ事にあります。
しかし、エネルギー体に直接アプローチはできない為、その通り道であるセンに対してアプローチします。そうする事で病気を未病の内に防ぎ、健康で若々しい身体を維持できるのです。
特徴について
タイ古式マッサージはセンにアプローチする施術です。センは全身約72000本もあるとされ、その中でも主要なものは10本、その内6本は下半身に集中しています。その為、タイ古式マッサージでは下半身の施術を重視します。タイ古式マッサージの施術が脚から始まるのはこのような理由があるからです。
また、タイ古式マッサージは長時間(2時間以上)かけて行うのが一般的です。足先から頭のてっぺんまで、ゆっくりじっくり丁寧に解きほぐしていきます。全身くまなくマッサージする事で部分的な所だけでなく痛みの根本にアプローチする事ができ、続けることで良い状態が保てるようになります。
タイ古式マッサージの種類
タイ古式マッサージには王宮式のマッサージと民間のマッサージがあり、民間のマッサージでjは大きく分けてバンコク式(ワット・ポースタイル)とチェンマイ式(ランナースタイル)の二つに分かれます。
王宮式と民間のマッサージ
王宮式のマッサージはその名の通り宮廷で行われていたもので、タイ伝統医学に基づいた治療のマッサージです。位の低い者が位の高い者に対して行うので礼儀作法が厳格で様々なルールが存在します。当然、位の高い人に身体を密着させる事はできないので、身体を離し手を伸ばして行う指圧がメインの施術になります。
一方、庶民向けのマッサージではそのような気を遣う必要がない為、ストレッチを入れたり足、肘、膝など全身を使って行います。こちらは王宮式よりリラクゼーションのマッサージになるので、お互いに気持ちいいのが特徴です。
バンコク式(ワット・ポースタイル)とは
1955年にワット・ポーという寺院の中にタイ伝統医学学校が開校され、後にマッサージスクールが出来て一般に教えられるようになり、今に至ります。当初は薬学、タイ伝統医学、助産婦学のみを教えていましたが、当時の国王だったラーマ9世(プミポン前国王)の提案でマッサージも教えるようになりました。
バンコク式のマッサージは王宮式のやり方を踏襲しているので、同じようにエナジーポイントを圧していく指圧が多いのが特徴です。
チェンマイ式(ランナースタイル)とは
ランナーとは、チェンマイを中心としたタイ北部やその周辺の地域のことを指します。
チェンマイ式は、故シントン・チャイチャカン氏が教え、広めたものです。彼は先述したタイ伝統医学学校で学び、教鞭を執った後、故郷のチェンマイに戻りシワカ・コマラパタイ伝統医学校(オールドメディソン)を設立しました。元々ランナー地方に伝わっていた技法と合わさり、チェンマイ式ができたと言われています。
チェンマイ式の特徴はストレッチなど技の豊富さと肘や膝、踵なども使い色々な部分で圧していくところです。
バンコク式とチェンマイ式の違い
初めに言っておくと源流は同じです。しかし、文化や考え方などの違いで異なる所もあります。
- 技の数の違い
- エナジーラインの数の違い
- 脚のエナジーラインの場所の違い
チェンマイ式はバンコク式に比べて技の数が多いといわれています。チェンマイ式=ストレッチ多めという図式を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。厳格さの残るバンコク式に比べるとチェンマイ式はもう少し自由な印象を受けます。
当店のタイ古式マッサージはチェンマイ式になります。
◎ご予約はこちらから↓
【タイ古式マッサージ】
- 60分 6050円
- 90分 8250円
- 120分 11000円(一番人気!)
ランナー地方の伝統療法について
タイ王国になる以前、チェンマイはラオスやミャンマーなど周辺の地域を含む「ランナー王国」という国家の首都でした。ランナー地方にはストレッチ系のマッサージが元からあり、チェンマイ式タイマッサージはその影響を受けています。
他にもランナー地方には木や葉で身体を擦る「チェットヘーク」、木槌と杭で全身を叩く「トークセン」、ハーブオイルに浸けた足裏を熱々の鋤(すき)の上で温めて施術する「ヤムカン」など、マニア心を刺激する施術法が多くありました。
ランナー地方の伝統療法は口伝で伝わっているものが多く、詳しい資料などはあまり残されていないようです。
この記事を書いた人
【プロフィール】
切明 紗和子/岡山市在住のタイ古式セラピスト
20歳の時の天啓を頼りにリラクゼーション業界に入り十数年。「自分の手で直接できる」「人に温かいものを伝えられる」そんな条件の仕事を探し、エステでも整体でも治療でもないリラクゼーションにたどり着く。最初は苦手だったタイマッサージにご縁を感じるようになり、技術を磨いて苦手を克服し、今では国内の講習やタイでの研修が趣味になるほど大好きに。「頑張っている人が良い状態で本来の力を発揮できるようにサポートしたい」そんな思いで日々、目の前のお客様に向き合っている。毎朝のお祈りは欠かさない。
- 2018年 Chiangmai Classic Art Thai Massage School タイマッサージLevel1、2
- 2018年 Chiangmai Classic Art Thai Massage Schoolトークセンインストラクター
- 2018年 Chiangmai Classic Art Thai Massage School ルーシーダットンインストラクター
- 2021年 International Training Massage School タイマッサージLevel1
- 2022年 バザルト®ストーン ボディセラピスト
- 2022年 バザルト®ストーン フェイシャルセラピスト
- 2022年 バザルト®ストーン ブライダルセラピスト
- 2024年 Chiangmai Classic Art Thai Massage School ジャップセンマッサージ
- 2024年 Ong’s Thai Massage School トークセン
- 2024年 Ong’s Thai Massage School フェイシャルトークセン
- 2024年 Ong’s Thai Massage School パカマーマッサージ